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執筆者の写真TAKUROZOME

ジャンゴ・ラインハルトとダークマター

最近またギター熱が自分の中で高まってきた。ジャンゴの音楽はずっと聴いているのだが、数百曲あると言われている録音は、だいだい聞いたことがあると思っていたのだが、たまに流しながら聴いていると「お、、聞いたことないやつだ。。。」と、感動して半泣きで聴きいることが稀にある。やはり情熱的でスピリット溢れるフレーズに心が震える。

独特のリズム感と音と音のあいだの間が、よりメロディアスな音階を引き立たしている。

日本の茶室にあるあの床の間の掛け軸や壺に対する宇宙感、またはその独特な空間に心が満たされる安心感に通じるものがあるのではないだろうか。(無理やり)

ジャンゴの「間」は日本画の間と通じるような気もする。ということは工芸にも通じるし

JAPANESE絵画にも通じる。あの「間」の正体は何なのだろうか。

逆に「間」のないもの、例えば草間彌生の水玉模様、ジョーパスの旋律の溢れ流れるエレキギター、フランツリストのラ・カンパネラなど。。一見、隙間が無いような気もするが、その旋律や模様自体が「間」になっているのではないかと考えると、「間」の正体とは天文学的現象を説明するために考えだされた仮説上の物質、ダークマターやブラックホール

のような存在なのではないかと想像する。宗達の舞楽図屏風や、三浦景生の野菜の屏風たちは「間」のオンパレードである。その「間」に対する魅力とはもはや何が何だか分からない。そして美しい。

もしかしたら作家の息継ぎみたいなものかな?なんて簡単な話ではない。

いずれにせよ、凡人にはそんな魅力的な「間」は作りだせないが、せめて息継ぎは何とか頑

張ってやっていこうと思う今日この頃である。


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