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心の中の芸術

月下美人が咲き始める季節。 雨だれの前奏曲とか、雨に歌えばのピアノバージョンとかを、雨のシトシト音をバックに聴くのは風情がある。。ただ最近の豪雨被害は本当に酷くて、TVで報道されているだけでは到底伝わらない絶望的な被害は、神は無慈悲だと思ってしまう。 マーティンスコセッシの沈黙という、遠藤周作の小説を原作にした映画を見ているような、信仰は人それぞれ違えど、無宗教であっても自分の中に、なにかしら神格化しているものがあったとして、人は絶望を感じた時、その存在にすがりたくなるのが人間であると。で、神は沈黙を守り続ける。。それが芸術であったり、自然であったり、人を癒すものが何かしら存在するのかなと思ったりもする。。で。。自分もとてつもなく辛い事があったときもピアノに救われた事があった。リストの有名なラ・カンパネラ。。誰でも知ってるくらい、もう凄く有名な曲。 喜怒哀楽が織り込まれていてとても癒された記憶がある。 で、初めて、ちゃんとパガニーニのetude 6というリストの編曲したピアノ曲を聴いてみた。何故か梅雨時期になるとピアノが聴きたくなる謎の習性があって、かれこれ5年ほどそんな状態。。主題と変奏という曲名なのだが、これがまたびっくりした。超絶技巧なのだが、そこに関してよりも主題と変奏に重きを置き、主題は少ないコードで、バリエーションと装飾と感情性が半端なく織り込められてるのだ。。簡単なテーマで誰も出来ない表現をやっていることが凝縮されていて、自分がやろうといている染色のテーマに通じる気がしていて、嬉しくなってしまった。 ピアノやクラシックに関してかなり無知なので、余計にびっくりしたのであるが、実はジャンゴラインハルトとも通じていて、リストの愛の夢第三番をジャンゴはアレンジしている。 当然、パガニーニの編曲版も聞いているだろうから、ジャンゴのソロ、特にドラマティックな展開、タッチを次々と変奏させていく表現力など、何かしら影響は受けているのではないかとかそんな妄想をしてしまう。

自然と人間の関わり、心と自然の交わり、パガニーニの主題と変奏は体現しているようにも思う。。

どうかこの集中豪雨が早く沈静するとともに、これ以上辛い事の無いよう祈りたい。





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