奈良芸術短期大学の研修旅行の引率で直島に行き、地中美術館と李禹煥美術館を訪れ、現代美術を堪能してきたのだが、これがまた良かった。
非現実的な空間に癒されながらも刺激も貰えた。そしてビールも美味かった。
安藤建築も最高だし、モネもいい。タレルも粋である。
この2か所でお腹いっぱいになる。そう、そのあとはもう釣りでもしてボーっと
魚のあたりを待つだけでもう十分だ。
しかし、李禹煥美術館は何とも不思議な感覚だった。建築と調和、バランス、ここではないどこか感(なんやそれ)に圧倒されながら、まるでブラックホールのように
吸い込まれ、別次元で再構成されブラックホールから出てきたかのような体験であった。解説することは到底できないが、不思議であった体験は説明できる。
この妙な体験のための1000円はブラックホールに飲み込まれたとしたら格安ではないか。。。などと思いながら、さてそういえばブラックホールをテーマにした
作品、清流展ビエンナーレに出品したなぁと思いだしてきた。
海にもブラックホール的なものが存在していたら面白いだろうなぁ、なんという
稚拙な考えであれやこれや図案を考えてみた。
以前、ビーチで「こんなところにダツが!!!」と、なかなかいいサイズのダツ
が釣れ、その時の異世界感を表現してみたくこのような染色作品になった。
余談ではあるが、ダツのお尻から下は刺身にすると美味でした。

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